スト師達が忘年する会

ナンパというものをするようになってから早や2年。
半分以上は休止していたとはいえ、結構な年月をスト師として過ごしてきて、少なくない異性と経験していた自分。
しかしながら自分はナンパというものを基本ソロ以外でやったことがない。無いんです。

厳密に言えば、流星さんの2度目の講習の時にコンビでやらせてもらった事はあったが、それをを除けば、合流とかコンビというものを一切やってきてこなかった。
はっきり言って興味はあったが、とかくマイペースだし、自分が合流してもメリットを与えられないだろうというAFC丸出しの理由で自分から動くという事がなかった。


そんな自分ではあるのだけど、先日、某スト師達の集まる会に参加させて頂ける事になった。
自分でもびっくりなんだけど、このチャンスは無駄にしてはいけない、という使命感に駆られての参加だ。
主催者は深夜にも関わらず、送ったメールを即返してきてくれた。変わらない(笑

某日某所
集合場所は、明らかに怪しい雑居ビル。
立地や外観からは100%をちょっと超えるくらいの怪しを醸し出している。
しかしながら、間違いなくこのビルの筈だ。
意を決して入り込むと、部屋の奥から懐かしい声。

続々と集まってくるスト師。
見た目も様々で、自分と似たような感じの人もいれば、ナンパなんて全くしなさそうな風貌の人もいる。
でもなんだろう。一様に生命感みたいなギラギラしたものが物凄く感じられた。
(中でも主催者の方は別格に)

そんなときだ。
部屋にある人が入ってきた。明らかにオーラが違う。
ご挨拶をさせていただくと、まさかの自分がナンパを始めるきっかけとなった方だった。
興奮して話しかける自分は滑稽そのものだっただろう。
自分の中では、スト高を即るよりよっぽど大きな出来事だったのである。

会が始まった。
なるべく積極的に色々な方のお話を聞かせてもらおうと、夢中で話しかけた。
普段ネットで拝見している方々と、自分がストについて語るという非現実感。

自分がやっているナンパというニッチな趣味に対して、これだけ真剣に取り組んでいる人たちが現実にいるということ、物凄い熱量を発しているということ、全てが物凄い刺激だった。

感じたのは以下のことだ
・皆それぞれに哲学やスタイルがあり、結果に対しての研究と考察がある
・年齢や境遇、環境を言い訳にしていない
・貪欲に学ぶスタイルがある。細かな街の変化や人の流れに対してのアンテナが鋭い
・ナンパをする事を楽しんでいる。

主催者の方が締めで話されていたいた言葉が印象的だった。

「ノーサイド」

いいなあと思った。
妬み嫉みやらは、一時的な燃料剤になるかもしれないけれど、いつかは別のものへ昇華しなければ燃料切れになってしまうと思う。
この方が語る話からは、基本的に物事に対しての「感謝」が根底にあるんだと感じた。



終電があったため、少し早めに2次会の席を立ったというのに、駅前を歩く即系にうっかり声掛けをしてしまい、そのまま相手の家即をしてしまうのは、もうスト師的には仕方無いんだろうなと思う。
腰を振りながら、この子を即るくらいなら終電逃しても最後まであっちに出とくべきだったなぁなどと考えていた。
気持ちはよかったのだけど。

2016年。残りも少ない。
悔いなくノーサイドを迎えられるようやっていきたいと思う。