久々に池袋へストに出たいと思った。
この街にストで立つのは随分とご無沙汰していた。たしか今年は一度も行っていない筈だ。


今は殆ど新宿でやるようにはなっているのだが、ストを始めた頃はこの街には頻繁に通っていた。
理由はいくつかあったが、この街全体が持つ垢抜けていない雰囲気と、そこに集まる層が当時の自分の好みに合っていたから。
(これはこれで間違いではないが、渋谷や新宿に比べて心理的な障壁が低く感じられたのだと思う。低身長で気が弱そうな女は声掛けしやすい、みたいな実だ)

当時の池袋という街が簡単だったかというと、今振りかえって見れば、そうでもなかったように思う。
美人が少ない割に難易度は他の街より容易い訳ではないという程度だが。
(幸いにもそういう事はまだないが、トラブル的なものを見たり聞いたりする事も多かった)

話を戻すと、当時はまだ自分が刺さる層や受け入れてくれるタイプというのが理解出来ておらず、声掛けのスタイルや服装も定まっていない時期だったように思う。

服装もカジュアルとチャラさとをウロウロするような感じだったし、根底となる自信が無いせいで、なんとも空気みたいな声掛けとなってしまってもいた。
→下記エントリの頃 池袋という街と、そこにいた子と

ここから脱するきっかけはその後に受けた流星さんの講習だったが、それはまた別の機会に記そう。

相変わらず前置きが長くなったが本題に入りたい。
久々の池袋スト。支度も天候も良好だ。今日はどんな出会いがあるだろうか。

池袋は改札を出ると広大な地下通路が広がっている。
ここは人が多く流れも早いが、声掛けに適した場所も多く、天気が良くない場合は篭る事もよくあった。

西武口から地上へと上がると、池袋らしい光景が目に入ってくる。
垢抜けない若い女の子達が、踵の磨り減った靴をサンシャイン通りへ向けて歩みを進めている。
原宿などを歩く同年代の層と比べると、なぜかキラキラとしていない感じがする(悪い意味ではなく)。
美人は少ないが、個人的には嫌いじゃない層だ。

自分のストは基本的には定点で構えてやらない。
ただでさえストの時は目に入りやすい風体なので、出来る限り目立ちたく無いという思惑があるのだ。
ポイントとなる場所を周遊する感じでタゲを捜し声を掛ける。さあ行こう。

ガンシカ。ガンシカ。小走りに逃げられる。ガンシカ。睨みつけられる。
おや。

一喜一憂するものでないが、なんだか反応が渋い。
声掛けは雑ではないはずだし、ウォームアップ感覚で選定しているタゲは以前なら反応してくれそうなタイプなのに何故だろうか。

ホームではスカウトグダやホストグダは散々食らうものの、こういう感じの反応はあまり続かない。
街とタゲによる服装と声掛けの相関性は、常に変化していくもので、その街へ立ち続けていないとすぐに使えない情報になる。
気持ちを切り替えて、新たにこの街を学習していくつもりで声掛けを続けていく。

サンシャイン通りセガの前の通りをゆっくりと歩く2人が目に入る。
ひとりはK-POPとかが好きそうな感じの子で、もうひとりはエッジやサイバー帰りのような感じのバンギャ風。どちらへいこうか。

明らかに反応がありそうに感じるのは後者だ。
しかし今日これまでの反応を思い出すと少し違うようにも思える。既成概念を捨てろ。しかしどうするか。
そんなことを1秒だけ考えていたが、結論は簡単だった。両方とも声を掛ければいいだけなのだから。

前者へと平行して少しだけ前へと出る。視線が合った瞬間を狙って声を掛ける。
そうする瞬間に気がついた。若すぎた。まだ義務教育とかじゃないかこれは。
踵を返して前を歩くバンギャへと併走し体勢を作る。後ろから先ほどの子の視線が背中を射抜いてくるのが伝わってくる。気分がとてもよかった。

ミルクティーのような色の髪を、肩下あたりで揃えている20台前半くらいの子だった。
胸元が少し開いたニット。特異なアイメイク。
体型も悪くない感じだが、マスクをしているので顔は正確には判らない。
残念なら放流すればいいだけだ。さあいこう。

相手より少し先行し顔を覗き込む。タゲは顔は動かさず視線だけをこちらへ向ける。このタイミングだ。
「胸元、無茶苦茶あいてるじゃん」

声掛けはなんでもいいと言われる事が多い。事実そうだとも思う。
自分の場合は定型は使わず、相手の様子に合わせた簡単なイジりから入る事が多い。
基本的には相手が否定で返すようなものを選ぶ。肯定より否定のほうが言葉で返ってくるケースが多いからだ。

「そんなことない」
「いやいや、なんかの撮影かって思ったわ。歩き方も特徴的だしさ」
「ないないない笑」

オープン。まだどういう反応なのか掴めなかったが、この手のタイプは退屈を与えてはならない。
一気に畳み掛けるべきだ。

内容よりもテンションとタイミングを意識したトークをマシンガンのように放ち続ける。
アニメ、乙女ゲー、ヴィジュアル系、彼氏。そんなヒントとなるワードが彼女の口から与えられる。

「むちゃ乾燥して喉痛いんだけど、そのマスク俺にくれない?」
笑いながら「これ?」とマスクをずらす彼女。思ったよりずっと可愛い顔だ。よかった。

流れで彼女の用事である買い物に付き合う。自分が知らないジャンルだ。
こういうケースの場合、自分の知らない事には「本気で」興味を持つようにする。
彼女へと純粋に気になった事を質問し、好きになった部分を伝える。
そうすることで会話も続くし、間にイジりやセクハラも挟んでいきやすくなる。

商品を覗き込む際に顔を近づけあい、肩や肘のタッチで距離を測る。距離が近くても抵抗が無い。
個室へ連れ出せるタイミングだと感じた。

「喉渇いたしそろそろ死ぬし買ったそれ見たいしカラオケ行こうか」
形式グダはありつつもカラオケへ連れ出し。

危惧したが待ちもそれほどなくカラオケへ入る。L字で2人用の部屋だ。悪くない。
キスはすぐにOKだが、そこから先でグダがあった。本気のグダかそうでないかを見誤ってはいけない。

基本的に何かのグダにあった場合必ず一度引くようにしている。
そして2度3度は必ず笑いを入れて、グダの一つ前の挙動を繰り返す。
(手繋ぎがOKでキスグダの場合は、手繋ぎ→恋人繋ぎ→両手を重ねる、そこからキスへ再トライ)

胸はOK、腰や足もOK、ただ下がグダグダ。ただキスの仕方や距離や、雰囲気からするといけそうな感じだ。
予定していた30分が過ぎる頃、延長のコールを彼女に断らせ、場所を変えることにする。

ホテル連れ出しはしたくなかった。単純にコストを掛けたくなかったのだ。
断ってもらうことを前提に、ホテル前を通りかかったときに大げさにホテルを提案する。
「よっこらセックス…的な」しょうもない誘い方。

「いやいやないから」
「しゃないないな。じゃ満喫にしとくか」の流れで移動。よかった。
活字にすると馬鹿みたいな流れなんだけど、現場では自然に繋がるので不思議だ。

池袋の某完全個室タイプの漫画喫茶へと入る。勝ちパターンだ。
ここからは割と簡単だった。室内は広く暗い。音漏れも心配の無い部屋だ。

キス→胸→少しずつ開拓していって女子の場所へ手を進めていく。弱弱しい抵抗があった。
(ここまで行けて手を動かせるなら基本的には即れると判断していいと思う。ただ、ここがガチグダの場合は自分の場合は無理をせず和んで放流する)

聞いてみると、カラオケでのグダは終わり頃とは言え女子の週間を気にしていたとのことだった。
フェラをさせながら手マンを続けていくと仕上がっていく。最後は向こうから入れて欲しいと懇願してくる。
こういうのが一番安心なパターンだ。

いきりたった自分のモノを挿入する。即だ。
昨日までは全くの他人だった相手と、その日のうちにセックスをする。
自分にとっては、これこそがストの醍醐味だと感じている。

腰を打ち付けていくと、見た目に反して思ったより経験が浅いのか「しなれていない感」があった。
聞くと半年ぶりだという。興奮して更に強く腰を打ち付けていく。

彼女の嬌声と、自分の荒い息音とが満喫の個室に響き渡る。
十分に堪能したと感じた頃に限界がやってきた。彼女の中へ放出する。

事を終えた後は、色恋ごとではなく、相手の好きな趣味や笑いに徹するようにしている。
身の上話などを聞くと、自分の場合簡単に情が沸いてしまう。既セクがいると連絡をいれてしまいがちだ。
(自分はキープを作ってしまうと簡単にストを休止してしまうのもある)

今回は連絡先を交換しないで終われた。
改札前で彼女を送り、形だけかもしれないが笑顔で送り出す。

久々の池袋は運良く即を拾えたが、思っていた以上にこの街でのストり方を忘れてしまっている事に気がついた日だった。
呟いたり記したりする事も多いが、これまで自分は特定の層へと特化する形でナンパをしてきた訳で(今日のようなタイプ)、これを広げていくには、とにかく母数が重要だと感じた。

もっと沢山ストに出なければ。