とにかく寒い。色々と痛い。
ニュースで報じられていたけど、東京で11月に雪なんて記憶が全く無い。
果たして何がどうなってしまったのか。まあこんなこともあるんだろうけど。

ストと天候とは密接な関係がある。
良い悪いの話ではなくて、晴れの日と雨の日とでは反応が違うし、スト師側のメンタルも違ってくる。
大多数のスト師がそうであるように、自分も雨の日はストが億劫になり、出たくなくなる。
(これが単なる甘えであることは痛いほど承知しているのだが)

前置きはこのへんで。仕事上がりにストへ出るようになった件について記したい。

自分はアクティブではない時期も多く、オンリーワン症候群を患いがちな、色々な意味で低めなスト師である。自覚もある。
天候は勿論、外的要素でマイナスを感じるとすぐに理由を作って出なくなってしまう。しかしこのままではもう嫌だ。変わりたい。

自分はこれまで、休日にガッツリ支度をして、幾重にも着込んだ意思の鎧を纏い街へ立つというスタイルでやってきた。
凄腕などではないし、スト師の知り合いも少ない。

だが、ゲット数はたいしたことはないものの、打率は悪くないスト師だった。
理由としては単純に自分が刺さるタゲへ最大限に特化していたことが理由だ。

ニッチな層に特化して、狙い済ましたタゲへ声掛けして色は掛けず弾丸即。放流。これが自分のやり方だった。
後ろめたさを感じつつも、そのやり方が一番自分にとっては楽だったし、効率的だとも感じていた。

しかしながら、色々な事情が変わってきた。
自分が刺さる層というのが狭まってきた。年齢的なものもあるが、それ以上に世間の流れというものが大きい。

これまで相手にしてきたニッチな層のオワコン化に歯止めが掛からない。単純に街からタゲが少なくなってきたのだ。
それだけではないが、自分の中へとこのままではいけないという意識が芽生えた。色々な意味において。

そういう事情から、10月半ばぐらいからスト師としての自分の改革に取り組んでいる。出来うる限りだ。
これまでとは違い幅広い層をターゲットに出来るようになるという事を目標としている。

ざっくりといえば、見た目食いつきに頼らないストを会得するという事。
この路線になってからはかなり難航した。
即はおろか連れ出しすら出来ない日々が続いた。
手ごたえを感じたのは10月終わりに得られた即だった。

「あなたみたいなタイプ、本当に最悪に嫌いなの」

そう言い放った子は、これまでの路線の自分を最も忌むべき男のタイプとして見るようなタイプの子だった。
(同時にこちらとしてもストのタゲとしては最も遠くに見ていたタイプとして見ていたわけだが。)

これまでの即では、恐らく声掛けしてオープンしたときが最も食いつきがある状態で、その後は減点方式というものが主だった。
しかしこの時は違った。ガンシカからの粘りで会話、立ち止め、オープン、連れ出し、個室での仕上げ、全てにハードルが存在した。

オープン後はイージーな流ればかり経験していた自分からすると、大きな収穫である。
この時、ゴールに達した自分はかつてないほど高まっていた。
達成感からか4回戦した挙句、中出しまで決めるという、我ながら本当にどうかしていたんじゃないかというくらい興奮する即だった。
ナンパっていいなあと思う。最高だ。

しかしながら、これは運良く結果が出たときの話である。
基本的には厳しい戦いが続いていた。自分ってこんなにもナンパが下手だったのかと痛感する事が未だに続いている。
何度も街に立ち、敗戦し、たまに出る結果もこれまでのような自分に特化した層に刺さったに過ぎない即だった。

付記として本日の仕事あがりの結果を記そう。
20~22時のストで10声掛けの1ライン、1連れ出し坊主。声掛け数も成果も残念すぎるものである。
反省点と改善点、それと良かった点を記しておきたい。

良かった点
・積極的にこれまでと違う層にいけた
・タゲによって柔軟な声掛けが出来た
・スペースの取り方や位置取りは悪くなくガンシカは少なかった

反省点
・オープンしていた筈なのに悪い意味の自己防衛が働き自身で放流してしまった
・声掛け数が圧倒的に少ない
・連れ出し後にタゲへ提供するエンターテイメントが不足していた。というより無かった。

改善点
・対処のタゲ専用にコーディネイトした声掛けを心がける
・タゲの選定に自分でブレーキを引かない。自分が刺さる相手ではなく自分が挿したい相手を選ぶ
・見た目を更に最適化する

これまでやってきて「あたりまえ」としてきた事が少しずつ形を変えていく。
これは牛歩の歩みなのかもしれないが、自分にとっては大きな一歩である。

気がつけば迫る年末。
スト師としての今年の一年は呆けるばかりで結果を手に入れていないが、この1ヶ月ちょっとで濃縮した時間を過ごしたいと思う。

自分への投資は惜しまずに。そして出来れば流星さんの再講習を受けたい。


皆様も風邪などにはご注意を。スト師の冬はとても寒いです。
寒気などに負けずがんばっていきましょう。